日本の交通事故

日本の交通事故の死亡件数は昭和45年頃をピークとして、その後減っていく傾向にあり、現在では当時の3分の1にまで減りました。


交通事故死者が減ったのは、自動車の普及にともない増加する交通事故の数に社会全体が危機感を覚え、事故を未然に防ぐ意識が高まったことが大きな要因だといえます。


さらに平成に入り、シートベルトの着用が義務化されるなど、自動車本体に安全性を高める技術が向上したことも、事故の死亡件数を減らしました。


また、駐車禁止の取り締まりが民営化された平成18年以降は、警察がスピード違反や飲酒運転の取り締まりに力を入れることができるようになり、死亡につながる大きな事故を減らしているのではないかといった興味深い見方もあります。


しかしながら交通事故件数は、昭和45年以降一時的に減ったものの、平成15年までは再び増え続け、現在も決して少ないとはいえない数です。


交通事故の被害者の多くは歩行者です。
中でも高齢者の占める割合が高いのが特徴です。
また、近年自転車利用者数が増加したこともあり、自転車と自動車、自転車と歩行者の衝突事故も絶えません。


相次ぐ悲惨な事故を受けて、道路交通法での飲酒運転に対する罰則を強化したにもかかわらず、依然として飲酒運転による事故はなくなりません。


さらにここ数年では、危険ドラッグなど薬物吸引を原因とする自動車事故が相次ぎ、その数は次第に増えてきています。
交通事故防止策の新たな課題が掲げられています。

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